Last Updated : 2005/11/14
このコーナーは,拙作ソフトウエアに対しての,辛辣な暖かいお言葉を集めた,TIPS 集です。これをご覧になることで,より拙作ソフトウエアの使い勝手が向上すると思います。作者が意図しなかった使い方や,意図していたけれどもあまり伝わっていない使い方などを伝授して下さっております。
制作は,自称オンラインソフトテスター(for G.ib)であらせられる,やまも氏に行って戴きました。
やまも氏について
Web は http://www.lares.dti.ne.jp/~tuck/
これ以外のソフトウエアは,現在準備中だそうです。ここより下の文章は,全てやまも氏の執筆です。
「Tips for てなしゃす ねくさす」は,G.ib 氏のオンラインソフトの発表とサポートの場である Tenacious Nexus の10万ヒットを記念して,やまも(http://www.lares.dti.ne.jp/~tuck/)が作成している Tips 集です。
G.ib 氏作のオンラインソフトにほぼ共通して言えることは「高性能・高機能・でも難解」ということです。開発段階からテスターをやっている身として感じるのは,どれも素晴らしく設計思想のはっきりした構造なのですが,どうもその思惑の高さがたたって,用語や操作が難しくなる傾向があるようだということです。(Copio がその最たるものでしょう)
そこで,このソフトにはこういう機能があるんだ!とか,こういう使い方もできるんだ!というような事をまとめてみることにしました。以前から構想はあったのですが,10万ヒット記念でちょうどいいので作ってみたわけです。
また,この Tips は随時追加されることがあります。機能の追加や新ソフトにも対応するつもりです。
標準ではあまり見た目がよくない!と思われる方,ぜひ自分好みに変えていきましょう。環境設定メニューの [時計1] で [フレームライク] にチェックを入れると,時計に枠線が付きます。また,表示形式設定も変えてみましょう。ヘルプのキーワード検索で「表示形式指定子一覧」というのを捜してみてください。ここに載っているような文字を使って,時計に好きな情報を表示させることができます。
例1 h:mm m/dd (時刻と日付 24時制で時間の頭には0がつかない)
例2 m"月 "d"日 "h"時 "n"分" ("" で囲まれた文字はそのまま出る)
例3 "現在時刻は#r"h"時"n"分です" (#r で改行が入る)
例4 h:mm:ss m/dd #i (自分の設定。#i で Swatch 社の制定した Internet Time が表示できる)
これとあわせて,フォントと背景色も変えてしまえば,オリジナル時計の出来上がりです。自分では,背景色に「基本色」の Black の一つ上にあるダークブラウンと,フォントにMS UI Gothic で Font Size が9,色は黄色というのが気に入っています。
また環境設定メニューの [時計2] の下半分では,時計サイズの設定ができます。これは時刻によって表示する文字数が変わったときに,自動的に時計サイズを変更してくれるもので,最適化を選んでおいてかまわないでしょう。どれぐらいの大きさで最適化するかは,下のサイズというところで設定できます。ある程度選んでから [適用] ボタンを押せば,その時点での設定を反映させることができます。
環境設定メニューの [時計1] で,[アナログ時計] にチェックを入れるとアナログ時計(つまり針のある時計)にできます。この時 [デジタル時計] にもチェックを入れておくと,アナログデジタル混在の時計になります。[時計2] で色設定も変更できます。
環境設定メニューの [システム] では,日和見時計のシステムメニューのカスタマイズができます。システムメニューとは,標準では時計を右クリックしたらでてくるメニューのことです。
右半分に,日和見時計に用意されている機能一覧が表示されていますので,これを真ん中のボタンやドラッグ&ドロップを使って左のメニューに当てはめていきます。メニューは階層化(Windows のスタートメニューみたいなもの)ができて,上から4つ目のボタンで,サブメニューを作成することができます。普段使う機能は一番上の階層に,あまり使わない機能はサブメニューにまとめてしまうとすっきりするでしょう。また階層化の際には,作成したサブメニューの上にドラッグ&ドロップでコマンドを入れて,「最初の子」もしくは「最後の子」を選んでください。サブメニュー項目を親としたツリー構造ができます。
このカスタマイズの制限事項は次の通りです。(ヘルプより)
一番下のボタンは Undo のように見えますが,デフォルトのメニューに戻すボタンです。間違えないようにしてください。
標準ではホットキーを使う設定にはなっていません。他のアプリケーションとの競合を考えた場合,これはしかたがないことですが,その点をクリアできるなら使わない手はない機能です。日和見時計の機能を,キーボードショートカットに割り当てることができます。
環境設定メニューの [ホットキー] で,下にある [ホットキーを使用する] にチェックを入れると機能が使用可能になります。ホットキーを使用したいコマンドを選択し,左のチェックボックスにチェックを入れます。そして,そのままキーボードで割り当てたいキーを押すと上のエディットボックスにそのキーが表示されます。普通,ホットキーは Ctrl,Alt,Shift のなかから一つ,もしくは複数と一緒にアルファベットや数字のキーを押すというものが使われるでしょう。キーを決めれば,右のボタンを押して設定を割り当ててください。
一番便利なのは「ランチャメニューを開く」でしょう。自分の設定では,これを Ctrl+R (Ctrl と R の同時押し)に割り当てています。これにより,ランチャメニューを開くときに日和見時計までマウスカーソルをあわさなくても,キーボードから直接ランチャメニューを呼び出すことができます。呼び出し位置は,その時のマウスカーソルが基準になります。
NTP 同期とは,簡単に言ってしまえば「インターネットを使って,パソコンの時計をとっても正確に,自動的にあわしてくれる機能」です。ダイアルアップユーザー(普通にプロバイダ経由で電話線を使ってインターネットに接続している人)は,環境設定メニューの[時計1] の下にある,[ダイアルアップ接続環境を考慮] にチェックを入れておくと,NTP 同期のために勝手にダイアルアップされるようなことが無くなるそうです。(自分の環境じゃよくわかりませんが)
また,NTP 同期の際によく「Failed: Time Out」と表示される人は,同じメニューのタイムアウトの設定を大きくしてみてください。時間を問いかける相手の返事を,すこし辛抱強く待つようになります。「Allowable Error Range」という表示は,「かなり正確に時間があってるので,時計合わせはしなかった」という意味です。エラーではありません。
アラームは色々と使い方がありますが,日和見時計のアラームの特徴といってもいいアプリケーション起動機能を重点的に攻めてみます。
アラーム登録において,[アプリ起動] という項目があります。これは,アラーム設定した時刻に自動的にそのアプリを起動してくれる(名前そのまま)機能です。起動するアプリは,普通のアプリケーションの他に Windows 終了,再起動,サスペンド,NTP 同期が使えます。これには次のような使い道があるでしょう。
もちろん,ここの「アプリ」にはバッチファイルやスクリプトも含まれます。これらを書くことができるユーザーでしたら,結構色々な作業を自動で行えるでしょう。
日和見時計のアラームは時刻設定に範囲があります。これは「開始」時刻から「終了」時刻までの間にコンピュータが起動されれば実行される,という意味で,次のような形で使うといいのでは?
その他,毎時通知アイテムはその名の通り毎時,設定された分になったらアラームが起動し,通知後削除アイテムは1回だけの使い捨てアラームです。
ランチャ登録時に,設定一覧に登録したいアプリケーションをドラッグ&ドロップすると自動的に登録設定が行われます。後は表示したい名前を好みで付け替えて,OK を押すだけです。
また,一つのランチャ項目に複数のアプリの同時起動を割り当てることができます。まず,既に一つ登録されている項目を開いて,アプリのパスを同時起動したいものにします。この時は,アプリのパスの右にあるダイアログボックスを開いて設定してください。すると同時起動設定にするかどうかを尋ねられるので,「はい」と答えると完了です。使い道として
環境設定メニューの [全般] にあるマウスオペレーションは,マウスによる日和見時計の動作設定を行う場所です。3ボタンマウス対応ですが,Shift+左クリックでセンターボタンをエミュレートできます。ここへよく使う機能を入れておくと便利でしょう。
また Ctrl+左クリック で移動 -固定モード- というのは,時計をクリックしようとしたときにわずかにカーソルが動き,時計が移動してしまうという現象を防ぐためのものです。これを設定しておくと,時計の移動は Ctrl キーを押しながらのドラッグでのみ可能となり,普段は移動しなくなります。
ホットリンク機能をオンにしているタブでは,ハイパーリンクを自動検出し,シングルクリックでその URL へジャンプすることができます。美貌録はリッチテキストによるフォント情報の保存が可能ですが,ホットリンク機能を使用しているタブに対しては不可能です。この場合 [表示]-[デフォルトフォント] で設定されているフォントが使用されます。
ホットリンク機能を使用するには,[書式]-[書式付き] のチェックを外し [ホットリンク機能] にチェックを入れてください。現在表示されているタブに対して,ホットリンク機能が設定されます。ブックマークに入れない独自の URL 集を作ったりできるでしょう。
また,ホットリンクが設定されていないタブでもURLを選択し,[ツール]-[ハイパーリンク] を選択する(もしくは Ctrl+H)ことで同様にジャンプできます。
美貌録に対してテキストファイルやリッチテキストファイルをドラッグ&ドロップすると,そのファイル名で新しいタブが作られて,そこへファイルが展開されます。