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2005年8月25日

士商工農.music

倉木麻衣のニューアルバムが出たので,CD買いました。で,iTMS(iTunes Music Store)でいくらなんだろうと見てみると,なんと\2,400-也。CDはヨドバシで買ったんですが,\3,058-でポイント\306-。すなわち,ダウンロード販売はたったの300円しか安くない! なんだこりゃ…。それでいてCDの場合はサンプリングレートを128kbps以上に設定できる。オンラインで売る気無い?

ここにJASRACの私的録音補償金のインタビュー記事があります。これを読むとよく分かりますが,消費者の利便性は考えていないようです(口では利便性のバランスが…とかいってますが)。それがよく表れているのが以下の文。

インターネット上の音楽配信は、JASRACでは「インタラクティブ配信」として「公衆送信およびそれにともなう複製により著作物を利用する場合」と規定しています。ダウンロード方式の場合は、受信先の記憶装置に記録・蓄積するまでが許諾範囲となるわけです。

つまり、デジタル録音の場合、私的な利用範囲における複製すなわち私的録音は、JASRACの定める許諾の範囲外の行為にあたり、著作権法第30条の第2項により補償金を支払わなければならず、著作権料の二重取りには該当しません。

これに納得できる人はいないでしょう。「CDを何回焼ける,プレーヤに何回転送できる」という条件を示しているのは何のため? まるでガソリン税だね。まだ消費税とるの?と。なぜに素直に楽しませてくれないの?

期待したiTMSも不参加レーベルの動きは遅いし,新曲なかなか増えないし,増えても高価格。なんか先行き不安…。そんななかiPod買っちゃったんですが…。う~ん。DRMが閉じているのが怖い。

P.S. 士=権利団体,商=レーベル,工=ディストリビュータ,農=われわれ愚民。

投稿者 たけ@ねくさす : 2005年8月25日 18:23

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